若い人たちというものは、
道楽者の道義感と違って、みんな胸にともかく理想の光を宿しているものだ。
これを雇入れて、生産力が倍加したが、五忘の奴が父に劣らぬ
道楽者で、父子相たずさえて遊興にふける。
尤もこれはじゃ何だと云われると少し困りますが、まあ久米の田舎者の中には、
道楽者の素質が多分にあるとでも云って置きましょう。
化かす積りならば、そのまま無事に立ち去る筈もあるまいと思うに付けて、ほろよい機嫌の
道楽者は俄かに一種のいたずらっ気を兆した。
だから、三つも四つも五つもの香水をまぜて、新しい香水を作る
道楽者もあるが、なかなかうまくゆかない。
女の笑顔が見たさに無駄な銭を遣いにくる
道楽者もあった。