錘は、流速の様子によって調節するのであるが、一匁から三匁くらいまでの間の
錘が水底へつかないほど速い流れには寒鮒は棲まぬものと考えてよかろう。
道糸は竿一杯、鈎素は四寸五分、板鉛の軽い
錘をつけてやった。
それから
錘の上一尺五寸ばかりのところへ、水鳥の白羽を移動式につける。
道糸は秋田の三十本撚りくらいにして
錘から上を三、四尺三厘柄のテグス、鈎は中輪の三分くらいで二本鈎にする。
錘が水底へ着いたならば竿先で軽く浮木をあおると、
錘は水底を離れ浮木は水の上層に浮き次の動作に移るのである。
軽いとはいっても、子供には力負けのするような父の竿を握って、私は
錘を瀬脇へ放り込んだ。
落ち込みから下の流速が速く、しかもまだ陽が高かったならば三匁くらいの
錘を餌から四尋くらいの上方の道糸につけて置くのだ。
万事鮎のドブ釣りの仕掛けのつもりで作って、
錘から上四尺くらいのところから五寸間隔に、赤い毛糸で三、四ヵ所目印をつける。
たゞ鉛
錘は近来の考に成りたる由にて、「にっける」の薄板を被せたれば光り輝きて美し。
錠をかけてあるわけではなく、鉄門の下にコンクリの固まりを
錘りとして、ちょっとおさえてあるばかりなのであったから。