台湾の漢人は高さ二尺余の瓶の中に、
関節の部分は藁などで縛って膝を折り腕を曲げた姿勢に作って納めるという(歴史地理三十巻三号柴田常恵君記事を見よ)。
博士は立ち上ろうとしたが、先刻の衝突で酷く身体を打ったと見えて、腰の
関節が痛んで中々立てそうもない。
肋骨や手足の
関節が目立つて目に泌みるその不健康な裸体を見てゐると、まるで痩衰へた河鹿が岩にしみついてゐるやうにしか思へないのであつた。
その「癖」とは、「型」とまでは行かぬ「殻」のやうなもので、誰がどんなに工夫をしても、それからは脱けきれない、いはば、運命的な
関節不随症なのだ。
持病の
関節炎が結核性だったりしたもんで、しまいには脳がおかされ、物が判らなくなり、その死に方は本当にかわいそうなものだった。
私は五日か七日隔き位に父に背負はれて二里余り離れた或る村の医者へ通つて居たが、医者は
関節炎だとか云つて、ヨヂュムチンキか何かを塗つて呉れたりして居た。