静まと の例文

静まと の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→静ま

「静まと」の書籍での例文

打麦場を囲んでゐる麻や黍も、青い葉を日に光らせて、ひつそりかんと静まつてゐる。
清痩な「喪章」を見ると、脱帽のことで起つた僕の憤怒の心がいつか静まつた。
ひそかな噎ぶやうな激情が静まつて、呑気な放心がやつて来る。
と呟きながら、さすがに恐れて静まつた。
その騒ぎも、夜が明ける頃には、何処もすつかり静まつて、街上にも屋内にも、平常と何の変りもない一日が来る。
山の湯宿の夜といふものは、何かみじめらしい穢さを感じるものだが、こゝは、一向さつぱりと静まつて居る。
墨一色の夜会服に静まつても彼女の空気が作れるやうになつた。
大地震のやつと静まつた後、屋外に避難した人人は急に人懐しさを感じ出したらしい。

「静まと」のオンラインでの例文

高ぶる気持ちが静まり穏やかな気持ちになれるような香りなので、もし機会がありましたら試してみてください。
本当にこんなことがあるのか、練習場が一瞬しーん、と静まり返った。
あの人並みが絶えることのなかった渋谷の街が、まばらに人影が写るだけで、不気味なほど静まりかえっていた。
紺色の布に刺繍しましたが、シンと静まった雪の静かさを表わすのにぴったりでした。
私と妻は、娘が寝静まるのを待って、枕もとにきれいにラッピングされた大きな包みを置きました。
 「佐々木太平洋戦争さーん」 待合室が静まり返った。
pp.238-239寡欲かよくにして、大事な本や古い楽器を楽しめば、それで心が静まり、よい境遇に身を置ける、という中国らしい知恵です。
「トリメ、見ろ朝だぞ」 窓の外でまだ寝静まる街並みが薄ピンク色に染まっていく。

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