さうしてゐるところへ
顔なじみのクラブ会員がまた新聞室にはいつて来る。
東吉は、それらの娘たちといづれも
顔なじみであるといふだけで、べつだん、区別をつけてみようとはしなかつた。
顔なじみの近所のお手伝いさんが、ほとんど総出の形で、どの家かの勝手口の門の前に三四人ずつかたまって、何かひそひそ話をしながら、通りへ眼をくばっていた。
正ちゃんは、
顔なじみの紙芝居のおじさんが、きょうは、あめのはいった箱をかついできたので、目をまるくしました。
そういう人たちの中には、いつとはなしに要吉と
顔なじみになっている人もありました。