赤人の個性を出す事が出来た時は、既に其以前に示して居た伝統の
風姿や、気魄を失うてゐた。
来り会する老若男女は、威風傍を払い、諄々として説法する美少年の
風姿に、まずその眼を瞠ったに相違ない。
其
風姿の美にして擧止の健なる、梅花積雪を凌くの慨あり。
其
風姿の美にして擧止の健なる、梅花積雪を凌くの慨あり。
ジガ蜂の颯爽たる
風姿はいかにもさかんな活動的な季節の先駆けたるにふさはしく、沈んだ病室内の空気までがにはかに活気を帯びて来るやうに思はれるのだつた。
が乗客はまだいずれも雪国らしいぎょうさんな
風姿をしている。