その後本郷の飲み屋に於て、
飲んだくれは数限りなく会つてゐるが、フレンドシップなどといふ怪しいまでに粋なことを論じてゐる御人に会はないせゐかも知れない。
私は市井の屑のやうな
飲んだくれだが後悔だけはしなかつた。
そうして、いよいよ息の絶えたのを見すまして、彼女はその血をすくって
飲んだ。
夫故に子弟たち若い者を戒めて兎角に学校の教課書以外の書物を読んではならぬと厳重に叱りつけて、読書するのを酒を
飲んだり女に耽つたりするのと同様の悪事と心得てる。
しかしその毒薬を自分で
飲んだのか、人に飲まされたのか、自殺か毒殺かは容易に判らなかった。
それから物売場へ行つて物を食つて、コニヤツクを四杯
飲んだ。
焦躁と言おうか、嫌悪と言おうか——酒を
飲んだあとに宿酔があるように、酒を毎日飲んでいると宿酔に相当した時期がやって来る。
すき腹に
飲んだので、まもなく酔いがまわり、やや元気づいて来た。
その主人と言うのは、
飲んだくれの情知らずで、食物などろくろく与えず、山のような荷をひかせ、絶え間なく鞭をふり下すのでした。