かはいそうに、空腹が焼肉の夢をみさせたのですね、満月の夜に鶴は
饑える、自分の影ときらきら光る水を恐れて。
猿は飽く事なき
饑を以て、ひたすらに食を貪るのである。
しかし、旅支度さえ充分でない上にすぐと悪漢達に追いかけられたりして、姫は全く不安と
饑えとで、疲れ果ててしまったのでした。
なぜなら、新劇で当らないといふことは、俳優をも同時に
饑ゑさせることだからである。
すると大きい野良犬が一匹、
饑えた眼を光らせながら、こう桃太郎へ声をかけた。
そこに仆れている
饑えた人にそれを差し上げてくださいまし」
その盲進が戦争の滋養物である様に、君の現在では、家族の
饑※が君の食物ではないか。
自分も矢張その男と同じように、
饑と疲労とで慄えたことを思出した。