首尾よう参りますれば、お名残惜しうはござりまするが、そういう様へのお暇乞い。
ある種の愛情に対しては心中を不可とせぬ人間で、理論的には
首尾一貫せず、矛盾の上に今までも生きてきた。
ふと、気がつくと、私は
首尾よくその人の中に飛び込めて、川に融け合つたやうです。
家康の本陣へ呼び付けられた忠直卿の家老たちは、家康から一たまりもなく叱り飛ばされて散々の
首尾であった。
どれも身の軽い奴らで、牢屋の塀を乗り越して、
首尾よく逃げおおせてしまいました。
この時代でも捕方に助勢して
首尾よく罪人を取り押えたものにはお褒めがある。
このお酒をあげますから、酒呑童子にすすめて酔いつぶした上、
首尾よく鬼の首を切って下さい。
頼政が
首尾よくばけものを退治したというので、御殿は上を下への大騒ぎになりました。
「どうぞこんどの戦に
首尾よく勝って、天子さまの御心配の解けますように。
是よりいたして雨の降る夜も風の夜も、
首尾を合図にお若の計らい、通える数も積りつゝ、今は互に棄てかねて、其の情漆膠の如くなり。