高らか の例文

高らか の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「高らか」の書籍での例文

男達が右往左往し娼女達の嬌声が高らかに響き返っていた昨夜の娼家界隈とも思われない程、辺りは森閑としている。
異教の寺の晩鐘の呻吟のやうに高らかに、然しさびしく、
悪むものは毛虫、と高らかに読上げよう、という事になる。
そして甚兵衛には解せぬ呪文を高らかに唱えながら、太刀を回して、切って掛った。
ミルトンの詩を高らかに吟じた処で饑渇は中々に医しがたくカントの哲学に思を潜めたとて厳冬単衣終に凌ぎがたし。
男は、屏風のような岩のかげに蹲りながら、待っている間のさびしさをまぎらせるつもりで、高らかに唄を歌った。
山鳩の、梢に羽ぶく音だに聞ゆる淋しき山路を、「あゝ正成よ」など、高らかにうたひつゝ登る。
そなたが、あの品々を身に着けるうえは、われらほどの肝魂を持たいではかなわぬことぞ」と言いながら、新兵衛はまた高らかに笑った。
そよ/\と風の渡る處、日盛りも蛙の聲高らかなり。
昌黎信とせず、審に其の仔細を詰れば、韓湘高らかに歌つて曰く、青山雲水の窟、此の地是れ我が家。

「高らか」のオンラインでの例文

高らかに、新しい時代の幕開けとでもいうように、私たちはビジネスでも私生活でも「多様性」「自由」「個人」という甘美な言葉を使うようになった。
実行部隊となって動いた行基も重要であるが、大仏建立の意志を高らかに宣言した聖武天皇こそが主役である。
そして、ただ呆然と眺めているしかないその時間の中で、やがて高らかな笑い声は波間に吸い込まれ、静寂が戻り、まるでマスクを剥がすかのようにその笑顔も消えた。
今回のbacksliveは、そんな「名脇役」たちが「舞台パフォーマンスの主役」として作品を作る実力をもっていることを高らかに証明する場となった。

「高らか」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

甲高

「高らか」の関連語句

調子音の高さ音調

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