田植ゑ祭りに臨むさつきの神々なども迎へられ、季節々々の交叉期祭りには、邪気退散の呪法を授けるか、受けるか分らぬ
鬼神も来る様になりました。
○僅に三十一文字を以てすら、目に見えぬ
鬼神を感ぜしむる国柄なり。
「今度飛鳥の大臣様の御姫様が御二方、どうやら
鬼神のたぐいにでもさらわれたと見えて、一晩の中に御行方が知れなくなった。
然れども想像的
鬼神の輸入あると共に一方に於ては、万葉時代に行はれたる単純なる、「自然力」に対する恐怖を、其心外無法の斧を以て破砕したり。
本職の琵琶法師としてこの男は重もに、平家及び源氏の物語を吟誦するので有名になった、そして壇ノ浦の戦の歌を謡うと
鬼神すらも涙をとどめ得なかったという事である。
尤も儒教の方では孔子も怪力亂神を語らず、
鬼神妖怪を説かないが道教の方では盛に之を唱道するのである。