去年秋金子君を通じて依頼せし半截物の表装中※出来ず、年内にと云ひて
うそになり、四月末までには是非にと云ひて、それも
うそになる。
けれども王子は
うそだといって、なかなか聴いてくれませんので、百姓はしかたなしに、もらった赤い玉を出して、王子にやって、やっと放してもらいました。
なぞと、
うそにも陰口をきこうものなら、下民の分際をもって、上ご政道をとやかく申せし段ふらち至極とあって、これがまず入牢二十日。
一率に、どの作品もプリント五十本という案は、本当か
うそか知らぬが、もし実現すれば、早晩行きづまるような気がする。
たとえ、はつきり
うそを意識しないまでも、戦争中、一度もまちがつたことを我子に教えなかつたといいきれる親がはたしているだろうか。
僕は、「うん」と答えながら、
うそをついたような気がして、不快だった。
人をあざむくか、己をあざむくか、どこかで
うそをつかなければ、とうていああおおげさには、おいおい泣けるわけのものじゃない。
こうして、まだ世の中の
うそを知らない若い兎たちが、なんの気なしに、袋の中のものをたべに、もぐりこんでくるのを待っていました。
というのは、この鏡は、
うそをいわないということを、女王さまは、よく知っていられたからです。