しかしその仕事がむずかしく、また苦しいだけに、それに成功したときの
うれしさは、今ちょっと考えただけでも愉快なことではありませんか。
ことに中干しとか、生乾しとか言った類いの最上物に当る
うれしさは、筆に尽しがたい。
皆さんでひとつやってくださると
うれしいと思います。
三郎は
うれしさのあまり、手を振って茶の間の柱のそばを歩き回ったくらいだ。
吾妻橋、厩橋、両国橋の間、香油のような青い水が、大きな橋台の花崗石とれんがとをひたしてゆく
うれしさは言うまでもない。
「しかし樋口には何よりこの紐が
うれしいのだろう、かいでみたまえ、どんなにおいがするか」
混成酒ばかり飲みます、この不愉快な東京にいなければならぬ不幸な運命のおたがいに取りては、ホールほど
うれしい所はないのである。