これも田舎の風俗で、村役場みたいな所に爺さんや
お上さん達が税を納めに来てる絵で、一人の小娘が赤い鼻緒の草履を履いていた。
ただ鮨屋に鰻屋を兼ねた「お」の字亭の
お上の話によれば、色の浅黒い、髪の毛の縮れた、小がらな女だったと言うことです。
結局は何事かしでかして、いわゆる『
お上のお手数をかける』と云うことになるのです。
まだ
お上のお役をしてゐた時、あそこで日の入を見てゐたことが度々あるよ。
この女中はのちに「源さん」という大工の
お上さんになったために「源てつ」という渾名を貰ったものである。
喜「いや嗜きじゃア堪らねえ、ねエ殿様、此方へ
お上んなさい、長い刀を一本半分差して斯ういう家に上ると身体を横にしなければ這入れませんよ」
そのくつはたしかにくつ屋の
お上さんが、カレンにこしらえてくれたものより、はるかにきれいなきれいなものでした。