情痴作家、
エロ作家、なんとでも言ふがいいのである。
持続睡眠療法も、アドルム中毒の場合もそうであるが、半覚醒時に、甚しく
エロになった。
生きた阿部定が現れることによって美は死ぬかも知れず、
エロはグロとなり、因果物となるかも知れない。
大阪のさるお嬢さんが教えてくれた言葉に、
エロがかったエゲツナサを特に「エズクロシイ」と云うそうだ。
エロ・百パーセントも「色気たっぷり」では近代色を欠いている。
元来西洋の
エロカンスといふ言葉を雄弁と訳すのは正しいかどうか疑問である。
エロチシズムとか
エロ文学なんて言葉は、ただ文学を公式的にしか考えられない一部の批評家の文章の中に出ているだけであります。
たいていこれは
エロシンコ君の勧告の結果だろうと思われる。