そッと
シンバリ棒を外した平吉が、ガラリと戸をあけると、その棒をふりかぶって、
暫くして
シンと音の落ちた其の部屋から今度は何国の言葉とも知れない変な絶叫が聴きとれたが、そのまま再びひつそりとして全く夜の静寂に還元してしまつた。
すると、もんもんと鳴きしづもる一万の蝉が、静かに、深く遠く
シンシンとして、私の部屋に籠つてゐるのが分り初めるのであつた。
頭の
シンにからみこんで、寝た間も忘れられたもんじゃ、ないんです。
酔うと発情するような傾向もないし、
シンから疲れているようなところもないせいかも知れない。
顔に親切を見せないし、優しい言葉をかけてくれることも殆どないだけ、
シンの親切が身にしみるのだが、しかしとりつく島もない。
シンの王右軍一人の存在だって、もはや沢山だといふ気持がするのに、ぞくぞくとその後に偉い人が出て居る。
日本人は概してユーモアに乏しく、又之を好まぬ傾向があるが、実は根柢的に楽天的な国民で、日本人が
シンから悲観し打ちのめされるなどということは殆ど有り得ぬ。
ヨロシク一千年ノ間
シンボウ強ク今日ノ日ヲ待ツテイタカタカナヲ登用スベキ時期デアロウ。