この魚は、イタリアの
ナポリで食ったことがあるが、うまい魚のなかった外国で、とても美味に感じた魚である。
ローマや
ナポリでアフロディテの大理石像の観照に耽った時とまるで同じような気持である。
あの先生は名高いお医者さんで、きっと遠い
ナポリのほうまでもお名前がひびいていることと思います。
ゲエテが古い伊太利亞紀行を讀んでも、殊に其エネチア、
ナポリ、シシリヤ等の諸篇は同樣の興味からして予等の膝を打たしめるのである。
ミラノを振り出しに、ヴェネチア、
ナポリ、ローマ、リヴォルノ、フィレンツェ等をめぐり、一八二九年にピサに定住することにした。