それでもパンや肉を余計に食べることは出来ないから、夕飯の時はきまつた量のパンと
一品の肉料理、野菜と、そのあとでお粥をたべた。
……時に、膳の上に、もう
一品、惣菜の豆の煮たやつ。
「これは宇治の
一品や」と言うても母は「まあ、飲んでみよう」と言って飲んでみる。
茶めし餡掛、
一品料理、一番高い中空の赤行燈は、牛鍋の看板で、一山三銭二銭に鬻ぐ。
神に手芸の道具を献る事は、別に不思議でも無いが、線柱の
一品だけは、後世臼が神座となり易い様に、ひよつとすれば、神のたゝりのよすがとなつた物かも知れぬ。
ちょうど、一軒の
一品料理店の前に、赤い旗が下っていた。
このごろ、酒に適する、また、美食家の気に入る美味いものの第
一品はくちこの生であろう。