……いやしくも温泉場において、お客を預る自動車屋ともあるものが、道路の交通、是非善悪を知らんというのは、まことにもって
不心得。
しかしながら、その「安手」なところを、あまり「安手」に扱はうとしたところが、この劇団のいはば
不心得である。
つまり無名作家の作品を募集して、一々、それに対する意見を述べ「そんなもの」を書く
不心得を諭してやるのです。
初めから足りない様な汁のかけ方をするような
不心得では、軍勢の見積りなど出来るか。
「圭一郎もそないな罰當りを言や今に掘立小屋に住ふやうにならうぞ」と父は殆ど泣いて彼の
不心得を諫め窘めた。