「石が降るという話はめずらしくない、大抵は狸などがあと足で小石を掻きながら蹴
付けるのだが、これはそうでない。
で私は、着くと直ぐに、船まで出迎へてくれられた其の校長さんの世話で、小さな宿屋の一室に身を落ち
付けることが出来た。
それからこの「うなり」を、凧よりも長いのを
付けると、昔江戸などでは「おいらん」と称えて田舎式としたものである。
それは統一の便宜上すべて小標題を
付けることにした。
こいつ勘弁が出来ねえというので、気の早い二、三人が飛びかかって、その異人をなぐり
付ける。
掃除をするのは面倒だから、可成散らかさない様に気を
付ける。
皆一様に、自分のために、一命を捨ててかかっている人々の間に、自分が甲乙を
付けることは、どうしても出来なかった。
又「成程増田屋で増を
付けるのは榊原の家来で榊原を名乗るようなもので」
白状すれば、雜録を五號にしたるも、しまひに
付ける筈なりし小生の『一隅より』を五號にするため、實は前の方のも同活字にしただけなり。
そこで一先ず小屋に歸り、地下足袋をはきよれよれのゲートルを卷き
付ける。