仰ぎみる の例文

仰ぎみる の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→仰ぐ

「仰ぎみる」の書籍での例文

二人はまた黙って空を仰ぐと、消え残った雲のような白い雪が藁屋根の上に高くふわりと浮かんでいた。
(遠い路だ——)仰ぐと、夜空を四角に切り抜いたようなツルマキ・アパートが、あたりの低い廂をもった長家の上に超然と聳えていた。
山景風光ともにすぐれて明るかつたが、階上のバルコンや寝室から仰ぐ夜空の美しさも格別であつた。
これらは魔法というべきではなく、神教を精誠によって仰ぐのであるから、魔法としては論ぜざるべきことである。
示教を仰ぐの、乞ふのといふ奴に限りて、いで其識者といふものゝ真に出現すとも、一向言ふ事をきかぬは受合也。
と、雪まぶれ泥まぶれの体を畳に擦りつけて、語気も乱れて埒なく云へば、母親は呆れて我子の顔を仰ぐの他なかつた。
右の方を仰ぐと、赤沢岳が無器用な円頂閣のように、幅びろく突ッ立って、その花崗岩の赤く禿げた截断面が、銅の薬鑵のような色をして、冷めたく荒い空気に煤ぶっている。
窓を開けて仰ぐと、溪の空は虻や蜂の光点が忙しく飛び交っている。
さもあらばあれ、われこの翁を懐う時は遠き笛の音ききて故郷恋うる旅人の情、動きつ、または想高き詩の一節読み了わりて限りなき大空を仰ぐがごとき心地す」と。
自分は天主閣を仰ぐとともに「松平直政公銅像建設之地」と書いた大きな棒ぐいを見ないわけにはゆかなかった。

「仰ぎみる」のオンラインでの例文

渋沢は、平岡円四郎との縁で一橋家に仕官し、徳川慶喜を主君と仰ぐようになりました。
不可逆的な一定のステータスを全て携えた彼らを「若者」はやはり神のように仰ぐ

「仰ぎみる」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

敬う敬する崇める嘆ずる仰ぐ賞する頌する見とれる歎ずる唸る憧れる誉める褒める見上げる憬れる慕う愛でる称える望む

「仰ぎみる」の関連語句

尊重評価重んずる重んじる尊ぶ推重

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