坪内君はドウいふツモリであつたか知らぬが、残花は性来ミスチツクの好きな心霊信仰の男で占ひ人相は何より好物、見て貰はない中から
信心肝に銘じてゐたらしい。
更に四郎が不思議の神通力を現すと云う噂は、門徒の
信心を強め、新たに宗門に投ずる者を次第に増さしめた。
「御参詣の方にな、お触らせ申しはいたさんのじゃが、御
信心かに見受けまするで、差支えませぬ。
それもまあ、
信心の力で我慢したんですが、大勢のなかには横着な奴があって、草鞋をはいて江戸を出ながら、品川で昼遊びをしている。
まじめな
信心者だけでは、どこのお開帳もうまく行かなかったと見えます。
田村麻呂はそんなに強い人でしたけれど、またたいそう心のやさしい人で、人並みはずれて
信心深く、いつも清水の観音様にかかさずお参りをして、武運を祈っておりました。