が、戯曲にしさへすれば当然
傑出するものを戯曲にせずに置いたとすれば、現在の不明は過去の不明よりも一層非難に価する筈である。
候補作品として私の手許に送り届けられた十篇のうち、特に一篇だけ
傑出したといふものはなかつた。
自分の信念の通りに言えば、志賀氏は現在の日本の文壇では、最も
傑出した作家の一人だと思っている。
しかし中にはなかなか
傑出したものもありまして、葛飾北斎のものなどは、版画物にさえまで劣らぬ調子のいいのがあったようです。
寛永前後の風俗画の中で、又兵衛は特に
傑出もしているようですし、数はそう沢山あるのではないにしても、佳いものもなかなか多いように思います。