昼夜の
分ちなく、私は、宿の二階にウトウトと、又、グッスリと、寝倒れてゐるのだ。
それは神様が其無量の智慧をありとあらゆる生き物にお
分ちなさいましたのを、私はよく存じて居るからでございます。
即ち、彼にあっては、劇は時の方便であり、今日のそれは、劇は小説とその領域を判然と
分ち合っている。
先鋒の三軍各々路を三つに
分ち、京城を目指して進んだが、処々に合戦あるものの、まるで無人の境を行く如しと云ってよい位の勢いであった。
羽織、半纏、或は前垂、被布なんどいふものの此外になほ多けれどいづれも本式のものにあらず、別に項を
分ちて以て礼服とともに詳記すべし。
江戸開城の後、予は骸骨を乞い、しばらく先生と袂を
分ち、跡を武州府中の辺に屏け居るに、先生は間断なく慰問せられたり。
併し、もう少し大筋を離れたところになると、書いてゐるうちに色々なことを思ひつくので、随
分ちがふことがある。
この点で、彼等と、日本の自然派の作家とは、大
分ちがふ。
こうしてみんなが、若い男のやさしい眼つきの返礼に、何ものにも換え難いほどの喜びを
分ち合っている間は無事だ。