諸外国より其
智識も其器械も歩を進めて、世界学界に貢献すべきである。
たゞ、高等遊民を恐れて、高等の
智識に走らんとする国民の大勢を抑えんとするものあるを恐れるのである。
が、実は謡も習はず、能に関する
智識などは全然持ち合はせてゐないのだから、当てにならないのは勿論である。
一度は上層
智識階級の家へ入れて見習はしたいといふ昔風の考へがあつた。
おまけにこの市の
智識階級はやっと徳富蘆花程度なのね。
学問
智識は富士の山ほど有ツても麺包屋が眼には唖銭一文の価値もなければ取ツけヱべヱは中々以ての外なり。
天皇の叡聖にしてつとに
智識を世界に求め盛んに経綸を行なわせたまうによるというといえども、維新以来朝野の間に生じたる政論の運動はあずかりて力なしというべからず。
「ゆっくりしようよ支倉君、あの日本で一番不思議な一族に殺人事件が起ったのだとしたら、どうせ一、二時間は、予備
智識に費るものと思わなけりゃならんよ。
現在の事情は過去の
智識に照らして、始めて完全に了解することが出來、過去の
智識は現在の事情を明かにして、始めて有效に活用することが出來る。
其れは何れにしても、先生のこの方面に關する
智識は實に確なものである。