現に去年の冬の初めにも、池のほとりの枯すすきを危く刈り取られようとするのを発見して、私があわてて
制止したことがある。
それを
制止したのは分別あるらしき四十年配の総髪頭。
合法的に卑俗化するといふ顕著な現象を、最早、何人も
制止し得ない「制度」を確立してしまつたのである。
渠は悪を悪とするを知る、然れども悪の悪なるが故に自ら
制止することは能はず、能はざるに非ず、するの意志を有せざるなり。
自分はあまりのことだと
制止せんとする時、水野、そんな軽石は畏くないが読まないと変に思うだろうから読む、自分で読むと、かれは激昂して突っ立った。