(他所へつれて出てもらうことより今の処別に何も世話はやかせませんが)それが習慣となれば随って自然にその時々のわたくしへの
労力と思って呉れるでしょう。
これは、これだけの言葉としては言ひすぎかも知れないが、一部の頑健な現実主義者に向つて、これ以上の言葉を
労力を浪費せよといふのは無茶だ!
親爺は僕を見た時から、先生で、始めから名前を覚える
労力を省略したのである。
定跡を知らないで上手と指すことは、下駄履きで、日本アルプスへ登るやうなつまらない
労力の浪費である。
最後に、明治大学のこの企てに、貴重な時間と
労力とを割き、殆ど犠牲的に学生の指導を快諾された講師諸氏の熱意に感謝したい。
日本の芝居を少しでもよくするためなら、自分の
労力ぐらゐ犠牲にしてもかまはない。
本は売れていないのだし、君としてあんな
労力を払っているのだもの、グズグズ言う奴には言わして置けばいいと、私は口がすくなるほど、彼に言った。
然れども人間の霊魂を建築せんとするの技師に至りては、其費やすところの
労力は直ちに有形の楼閣となりて、ニコライの高塔の如く衆目を引くべきにあらず。
六、カタカナハヒラガナヲ書ク場合ニ比シテ、オソラク半分ノ
労力デスム。