「労動」の例文

「労動」の書籍での例文

日本の——厭いた、労れた

北原白秋氏の肖像

木下杢太郎

父も長兄には特別心を労したらしいが、この長兄は私とは年齢も違ひ上京中で家にはをらなかつたから、その父と子の関係もよく知らない。

石の思ひ

坂口安吾

乗るから降りるまで用心のしつゞけで労れて了う。

駆逐されんとする文人

内田魯庵

さうして今後も着換へをするやうに、鞭撻の労を執つてくれ給へ。

着物

芥川竜之介

そして、その印税も編集を手伝った二、三子に分たれたので、芥川としてはその労の十分の一の報酬も得られなかったくらいである。

芥川の事ども

菊池寛

私は先達子爵と会った時に、紹介の労を執った私の友人が、「この男は小説家ですから、何か面白い話があった時には、聞かせてやって下さい。

開化の良人

芥川竜之介

中でも、これがために最も心を労したのは、家老の前島林右衛門である。

忠義

芥川竜之介

その聴き去るに難き美しさは、この一書を綴るの労を厭わぬほどにして、正に宝積経や源信僧都の往生要集の如きは、到底比すべくも非ずと思いたりき。

失楽園殺人事件

小栗虫太郎

僕はその夕がた、あたまの労れを癒しに、井筒屋へ行った。

耽溺

岩野泡鳴

こは必ずしも労をいといてにはあらず、ただ読まるべくんば全編を通読されんこと、これ著者の希望なるがためである。

貧乏物語

河上肇

「労動」のオンラインでの例文

みんな女性で、その目には生まれたての母親に対する共感や労わりがあった。

秋カヲリ

小さな努力の積み重ねでもいいから、あなたの眼、労わってあげてくださいね。

中庸

一歩も動かなくていい布陣出来るだけ足も腰も屈めないフォーメーションで老体を労わります。

infocus

「今日も一日頑張った」さっき、ジムから帰る車の中で、自分を労ねぎらった。

ウリ子

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「労動」の他の表現

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労動 の例文

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