酒楼に上がれば、一合三、四勺入りの徳利を二合入りと称して、一本七十銭から八十銭と
勘定書についてくる。
古い大福帳や証文や
勘定書などがしみという虫に喰われており、肝腎の数字のところが穴になっている。
黍団子の
勘定に素早い猿はもっともらしい雉を莫迦にする。
私が項羽を英雄の器でないとするのは、
勘定に暗かったからばかりではないです。
身重になっているのを
勘定したら何十人いるかわかりませんよ。
殊に高い
勘定台の後ろに仏頂面を曝した主人は飽き飽きするほど見慣れてゐる。
なにしろ、塩せんべいと餡パンとを合わせると、四円ばかりになるんだから、三人とも少々、
勘定には辟易しているらしい。
古い大福帳や證文や
勘定書などがしみといふ虫に喰はれてをり、肝腎の數字のところが穴になつてゐる。
『危し危し
勘定して見よ』と、夜光命の言ふまゝに、
勘定書取寄せたるが、げに危かりき。