新篇会津風土記に、「※五郎三郎入道・同舎弟孫四郎・同七郎(鎌田孫太郎入道従父兄弟)は
名誉の悪党なり」とあるのは、畢竟は
名誉の勇士の義である。
後で聞くと宗門
名誉の説教師で、六明寺の宗朝といふ大和尚であつたさうな。
今後の日本人は世界浪人となり、非国民とならなければならぬのだが、非国民とは
名誉の言葉で高度の文化を意味してゐる。
後で聞くと宗門
名誉の説教師で、六明寺の宗朝という大和尚であったそうな。
日本国民の
名誉のために、果して手心を加ふべきかどうか? 僕は迷つた。
だが、斯う云ふ人達にとっても、わが奥間百歳が巡査と云ふ栄職に就いた事は奥間一家の
名誉のみならず、△△屋敷全部落の光栄でなければならなかった。
君が不
名誉の退却をしたという、その家のありかを後生だから教えてくれないか」
彼はよほど粗忽かしい男で、ときどきに飛んでもない間違いや出鱈目を報告するので、湯屋熊のほかに、法螺熊という
名誉の異名を頭に戴いていた。
妻の貞操や処女の童貞の如きは、全然、彼等の
名誉の観念に一任されてゐるが、不貞の妻などといふものは、殆んど一人もゐないといつてもいい。