が、さらに妙だった事は、千枝子がそう云う赤帽の
問を、別に妙とも思わなかった事だ。
しかし彼はそんな事も全然耳へはいらないように、芽はどのくらい太いかとか、二本とも同じ長さかとか、矢つぎ早に
問を発していた。
言
問の桟橋には、和船やボートが沢山ついているらしい。
ある秋の夜、甌香閣を訪ねた王石谷は、主人の※南田と茶を啜りながら、話のついでにこんな
問を発した。
微力其任に堪へずと雖も、当代の人目を聳動したる雄篇鉅作は
問ふを待たず、治く江湖に散佚せる万顆の零玉細珠を集め、一も遺漏無からんことを期せり。
私はいきなり飛び込んだ客ではなくて、予め手紙で
問ひ合してから来た者でもある。
「曲翠
問、発句を取りあつめ、集作ると云へる、此道の執心なるべきや。
しかしその会釈が何を意味するかは、
問ふまでもなく明かだつた。
しかし十四五の女生徒の一人はまだいろいろのことを
問ひかけてゐた。
五月某日予等は明子が家の芝生なる藤棚の下に嬉戯せしが、明子は予に対して、隻脚にて善く久しく立つを得るやと
問ひぬ。