阿房はなおも推返して、「何の用にするぞ」と
問いぬ。
が、ある問題で、一座が
問い疲れて、自然に静かになった頃に、良沢はきまって一つ二つ
問いただした。
そこで、人でのうて何が歌うと、母親が
問いかえした。
小石を水に入れて吸い物として勤めると、其啜る音がすると言うではありませんかと
問いますと、其は噂だけで、そんな事はありません。
源吉の問にはすぐには答えないで、
問いかえしたのは、四十余りの屈強な漁夫であった。
「こう爺さん、おめえどこだ」と職人体の壮佼は、そのかたわらなる車夫の老人に向かいて
問い懸けたり。
これこそはそのわかいおかあさんにはいちばんつらい
問いであるので、答えることができませんかった。
「いくつかね、年は?」と、私が
問いますと、けげんな顔をしていますから、いま一度
問い返しました。
文造はこの二人の頭をさすって、姉さんの病気は少しは快くなったかと
問い、いま会うことができようかと聞いて見た。