団扇き動 の例文

団扇き動 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→団扇

「団扇き動」の書籍での例文

白い鳥の羽で製つた団扇を、時々大事さうに使つてゐる容子では、多分、儒者か何かにちがひない。
「ほんとうにお暑うござんすね」と、小女のお君は団扇の手を働かせながら相槌を打った。
「こりゃ童部たち、一座へ風が通うように、その大団扇で煽いでくれい。
「ねえさんが番屋へあげられた」と、半七も団扇の手をやすめた。
団扇を持って降りてくると、お粂は待ち兼ねたように摺り寄って云った。
ちっとばかりの土産物を持って半七老人の家をたずねると、老人は湯から今帰ったところだと云って、縁側の蒲莚のうえに大あぐらで団扇をばさばさ遣っていた。
「親分、くたびれましたかえ」と、多吉は宿から借りた紅摺りの団扇で、膝のあたりの蚊を追いながら云った。
そして私の怒りは隣室でバタ/\団扇を動かす家の者の気勢にも絶間なく煽られてゐた。
蝉の声もいつかきこえず、部屋のなかに迷い込んで来た虫を、夏の虫かと思って、団扇ではたくと、ちりちりとあわれな鳴声のまま、息絶える。
夫婦は燈つけんともせず薄暗き中に団扇もて蚊やりつつ語れり、教師を見て、珍らしやと坐を譲りつ。

「団扇き動」のオンラインでの例文

「団扇き動」の現代の例文は見つかりませんでした

「団扇き動」の他の表現

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