堪らなく の例文

至って・極々・世にも・然許り・思い切り・たいへん・然ばかり 等の意味を持つ「堪らなく」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→堪る

「堪らなく」の書籍での例文

兔に角奎吉がその堪らなく嫌なことをやらうとした時、(いよいよ俺はやるな。
この嘘を現在の自分として今夜の街に生きる不思議を想うと彼女は嬉しくて堪らなくなった。
そして、座敷でヘイツクばつてゐる彼等のみすぼらしさがいやらしくて堪らなくなつてしまつた。
彼女はもう堪らなくなって、消えるように座敷からその姿を隠してしまった。
これを読まされると、自分はもう堪らなくなる、ふと目を挙げて「北に遠ざかりて雪白き山あり……」……、往きたいなあと、拳に力を入れて、机をトンと叩いた。
三吉と玉子と忠太郎の処に降る雪はみんな砂糖でしたが、悪太郎の処には塩ばかりバラバラと降って、それが眼に入って痛くて堪らなくなりました。
こう考えてくると、俺は堪らなく自分が嫌になる。
花が枯れて水が腐ってしまっている花瓶が不愉快で堪らなくなっていても始末するのが億劫で手の出ないときがある。
そういうときはきまって夜で、どこから来るともしれない不安が吉田の弱り切った神経を堪らなくするのであった。
馬のような屍体、犬猫のような屍体、そして人間のような屍体、屍体はみな腐爛して蛆が湧き、堪らなく臭い。

「堪らなく」のオンラインでの例文

その事があってかえって怖くて堪らなくなり病院に行けなかったんだ。
 私はこうなったとき、堪らなく動きたくなります。
堪らなくなって施設から逃げ出ると、夜の市街地は絶望的な明るさに煌めいていた。
堪らなく可笑しかったのだ。

「堪らなく」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

痛ん

「堪らなく」の関連語句

俗語口語形口語話し言葉会話語

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