謙譲の褄はずれは、倨傲の襟より品を備えて、尋常な
姿容は調って、焼地に焦りつく影も、水で描いたように涼しくも清爽であった。
しかも藍色の背肌に、朱玉をちりばめしにも似て点在する小さく丸い紅のまだらは、ひとしお山女魚の
姿容を飾っている。
謙譲の褄はづれは、倨傲の襟より品を備へて、尋常な
姿容は調つて、焼地に焦りつく影も、水で描いたやうに涼しくも清爽であつた。
そして又元始天尊は虚皇の應號である、佛教で云へば應身である、で、洞神經には、妙象は形無し、應感は體有り、眞精の氣、化して
姿容を成すと説いてある。