近来市井に見かける俗悪な色彩のペンキ塗のブリキ製玩具の如きは、幼年教育の上からいうも
害あって益なかるべしと思うのである。
「公使館を焼き払い、外人を
害めて、国難を招くがごとき浪藉を働くとは何ごとかっ。
此歌は、鹿・蟹の述懐歌らしいものになつて居るが、元は農業の、
害物駆除の呪言から出て居る。
貴様が何にを為ようと僕が何を為ようと、それが他人に
害を及ぼさぬ限りはお互の自由です。
是等が真面目ならざる宗教家なり、彼等の存在は教会に
害あり、社界に
害あり、国家に
害あり、今日は彼等を排除すべき時なり。
世人結婚を欲することなくして、愛を欲せむか、吾人は嫦娥を愛することを得、嫦娥は吾人を愛することを得、何人が何人を愛するも妨げなし、
害なし、はた乱もなし。
婦人もし艶にして美、美にして艶ならむか、薄情なるも、残忍なるも、殺意あるも亦
害なきなり。
そこから人類に大
害をなすような事柄が数えきれないほど生まれています。
なれど「れぷろぼす」は、性得心根のやさしいものでおぢやれば、山ずまひの杣猟夫は元より、往来の旅人にも
害を加へたと申す事はおりない。