受けたけれども被
害はたつた一つの大工場とそのそれ弾の被
害だけで、まだその外に十に余る大工場がある。
「公使館を焼き払い、外人を
害めて、国難を招くがごとき浪藉を働くとは何ごとかっ。
況や前にも書いた通り、或種の著作権侵
害だけは法律の庇護を受けてゐない。
貴様が何にを為ようと僕が何を為ようと、それが他人に
害を及ぼさぬ限りはお互の自由です。
是等が真面目ならざる宗教家なり、彼等の存在は教会に
害あり、社界に
害あり、国家に
害あり、今日は彼等を排除すべき時なり。
世人結婚を欲することなくして、愛を欲せむか、吾人は嫦娥を愛することを得、嫦娥は吾人を愛することを得、何人が何人を愛するも妨げなし、
害なし、はた乱もなし。
婦人もし艶にして美、美にして艶ならむか、薄情なるも、残忍なるも、殺意あるも亦
害なきなり。
そこから人類に大
害をなすような事柄が数えきれないほど生まれています。
なれど「れぷろぼす」は、性得心根のやさしいものでおぢやれば、山ずまひの杣猟夫は元より、往来の旅人にも
害を加へたと申す事はおりない。