朝っぱらから何の用事かと
封を切って見ると、『ケサミセヤケタ。
その陽だまりは、山霊に心あって、一
封のもみじの音信を投げた、玉章のように見えた。
机の上に、
封を切った手紙や請求書などが、のっかっていた。
国老たちの協議の末、藩中の精鋭四千を川尻に出して
封境防備の任に当らしめることになった。
濠を潰させる好餌として、有力な人の口から、増
封を匂わせたに違いないのである。
そこで彼は敵打の一行が熊本の城下を離れた夜、とうとう一
封の書を家に遺して、彼等の後を慕うべく、双親にも告げず家出をした。
そして、嘉三郎は、驚異の眼を※りながら、大急ぎで
封を切った。
そして枕もとの小さな丸テーブルの上から、その日の昼来たまままだ
封も切ってなかった、イギリスの無政府主義新聞『フリーダム』を取って見た。