ですから、墓参に来る時には、
山門から入らないで、裏から入る人もあるのです。
それから南禅寺に行った時にも、
山門の上で子にすすめられて坐禅をしたという話でした。
山門を仰いで見る、処々、壊え崩れて、草も尾花もむら生えの高い磴を登りかかった、お米の実家の檀那寺——仙晶寺というのである。
つれの夫人がちょっと道寄りをしたので、銑太郎は、取附きに
山門の峨々と聳えた。
一行はいま私が講演した会場の寺院の
山門を出て、町の名所となっている大河に臨み城跡の山へ向うところである。
新らしい堂々たる
山門に較べて、本堂はほんの後れ毛のやうに古くてみすぼらしい。
山門の前の黒板を見て、昨日が御開帳であつたことが分つた。
山門をはいってずっと奥にゆきますと、鐘楼があって、そこにまた格好のいい見事な枝垂桜があります。