もともと人一倍そういったところが好きで、深刻そうに真面目ぶるのが苦手の
性分でもあるが。
どつちからいつても早く夫の
性分のマニアを癒して、家庭的の常識人になつて貰ふことは一家の浮沈にも係る大事であつた。
僕は物にタンデキする
性分だが碁のタンデキは女以上に深刻で、碁と手を切るのに甚大な苦労をしたものだ。
私は女学校の時から、友達にメンクイだといはれ、腹を立てる
性分だつたが、実際、オメンクイに相違ない。
一体私自身は性質として初めて会った人に対しては余り打ち解け得ない、初めての人には二、三十分以上はとても話していられない
性分である。
私には、どうも絵以外のことですと、どうせ余技にすぎないからという気がして、打ち込んで熱中する気になれない
性分があるようです。
学校で席を並べていた同年の留吉は、一ヶ月ほど前、醸造場へ来たばかりだったが、勝気な
性分なので、仕事の上では及ばぬなりにも大人のあとについて行っていた。