恐怖にうちのめされ、慄然たる
悪寒に身体を震わせながら、それからの四、五日間を、私は、自分の前に現われた自分の姿のことばかし考え乍ら、過ごしたのでございました。
午前一時ごろ、急に身震いするような
悪寒が始まったかと思うと、高熱を発すると同時に、はげしい嘔吐を催しました。
それでも、タカオから半貨物船の船底の三等室に入れられると、私は
悪寒を催し、熱をはかると四十度である。
あんまりひどいと思つたが、我慢をすることにして、莚の上に寝ころんでゐると、その晩、忽ち
悪寒を覚え咽喉がかわき体温を計ると四十一度ある。
そこで、彼は
悪寒を感じて熱病にかかるとともに、幽霊が出るなどとつまらない囈語をいうようになった。
眼にも見えないその怪異に取り憑かれたものは、最初に一種の瘧疾にかかったように、時々にひどい
悪寒がして苦しみ悩むのである。
十八日、浮腫はいよいよひどく、
悪寒がたびたび見舞います。
今でも春になるとその叫び声とその時の
悪寒を思い出す。