私が以前京都で
懇意にしてゐた滝正雄君は、(後に近衛内閣の時、法制局長官を経て企画院総裁となり、退官後、貴族院議員に勅選された人。
話の中には——この男が外套を脱ぐ必要もなさそうだから、いけぞんざいだけれども、
懇意ずく、御免をこうむって、外套氏としておく。
O君の阿父さんは近所に住んでいて、昔からおてつの家とは
懇意にしていた。
張易という人が洛陽にいた時に、劉なにがしと
懇意になりました。
おまけに同じ宿のM子さん親子とかなり
懇意にしている人です。
「ヤ、初めて……お書きになった物は常に拝見していますので……今後御
懇意に……」
わたしと別に
懇意でもないが、湯屋なじみで普通の挨拶だけはするのであった。
懇意ですから御紹介をしましょう」と、名のきこえた画家が添え手紙をしてくれた。
圭一郎は先月から牛込の方にある文藝雜誌社に、この頃偶然事から
懇意になつた深切な知人の紹介で入社することが出來た。
「じゃ沙金はまた、たれかあすこの侍とでも、
懇意になったのだな。