そういえば又思い出すが死んだ姉などは殊に私とは調子が合って、何事にも声を出して笑い、笑ってはついに腰が
折れるまでに笑いこけたものだ。
たいていは馬の肢が
折れるかと思うくらい、重い荷を積んでいるのだが、傾斜があるゆえ、馬にはこの橋が鬼門なのだ。
おきん 畜生! また大根を二、三本盗みやがった! 作、今度見つけたら背骨の
折れるほど、どやしつけてやれ! どこのどいつやろう。
殊に塙団右衛門直之は金の御幣の指し物に十文字の槍をふりかざし、槍の柄の
折れるまで戦った後、樫井の町の中に打ち死した。
——こういういがみ合いを続けていたから、桃太郎は彼等を家来にした後も、一通り骨の
折れることではなかった。
広も可哀さうだし、お前さんも気兼だし、第一わしの気骨の
折れることせつたら、ちつとやそつとぢやなからうわね。
「そんなつもりでやるにやっても、あんまり骨が
折れるとばかばかしくてねィ。
潮遠く引きさりしあとに残るは朽ちたる板、縁欠けたる椀、竹の片、木の片、柄の
折れし柄杓などのいろいろ、皆な一昨日の夜の荒の名残なるべし。
往来へまでついて来ないようにするのには、かなり骨が
折れるくらいであった。