草双紙の
挿絵を例にとって言えば、『金花七変化』の鍋島猫騒動の小森半之丞に、トンビ合羽を着せたり、靴をはかせたりしている。
中村さんは自分で
挿絵も描いたが、その時分「日本新聞」にも描いて居たかと思ふが、本の装釘は私の詩集の処女作が、初めてで、不折君も処女作で有つたらうと思ふ。
二三年印度方面をぶらついて来るといふのが別れの挨拶であつたが、同君の希望によつて、柏崎栄助氏に
挿絵の校正を見て貰ふ筈である。
六、七歳頃から『八犬伝』の
挿絵を反覆して犬士の名ぐらいは義経・弁慶・亀井・片岡・伊勢・駿河と共に諳んじていた。