敵意 の例文

反感 等の意味を持つ「敵意」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「敵意」の書籍での例文

そのなつかしい気持ちの底には強くて鋭いものに対する稚純な敵意よりもなほさら私のこゝろにふかく沁みついてゐる刈萱の穂の銀灰色の虚無的な寂しい風趣なのである。
また犬もだんだん子供を愛すようになり、もう敵意はなくなったので、これも安心であった。
勿論彼は敵意を見せはしなかつたのですが、言明をさける風が私の場合の唯一の態度であつたのです。
レシイナを見たこの男の眼は、幸福又は平和に対する敵意であつた。
けれども房枝は、直ぐに「青蘭」の二階の気配に気づいてか、キッと敵意のこもった顔をこちらへ向けると、そそくさと立上って窓の硝子戸をぴしゃりと締めてしまった。
深く蒼味がかった真佐子の尻下りの大きい眼に当惑以外の敵意も反抗も、少しも見えなかった。
保吉はこの宣教師に軽い敵意を感じたまま、ぼんやり空想に耽り出した。
が、彼等も一瞬の後には、また以前の沈黙に——敵意を蔵した沈黙に還らなければならない事が出来た。
君に対して頗る礼を失するかも知れぬが、現になお雪江さんに対して、強い愛着の念を持って居る僕が、雪江さんの良人となる君に、どうして敵意を挟むことが出来よう。
また電車のなかの人に敵意とはゆかないまでも、棘々しい心を持ちます。

「敵意」のオンラインでの例文

「敵意」の現代の例文は見つかりませんでした

「敵意」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

反感敵対心敵愾心害心

「敵意」の関連語句

毛ぎらい毛嫌い憎悪憎み厭忌厭悪憎しみ唾棄嫌忌毛嫌嫌悪嫌厭

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