時分 の例文

時期・時節 等の意味を持つ「時分」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「時分」の書籍での例文

ただ阿媽港にいた時分、葡萄牙の船の医者に、究理の学問を教わりました。
場所は日比谷の陶陶亭の二階、時は六月のある雨の夜、——勿論藤井のこういったのは、もうそろそろ我々の顔にも、酔色の見え出した時分である。
ちょうどその時分の事だった。
ふだんならばまだ硝子画の窓に日の光の当っている時分であろう。
私がUにいる時分にお眼にかかった切りなんだから。
朝からどんより曇っていたが、午ごろにはとうとう雪になって、あかりがつく時分にはもう、庭の松に張ってある雪よけの縄がたるむほどつもっていた。
「私どものまだ年若な時分、奈良に蔵人得業恵印と申しまして、途方もなく鼻の大きい法師が一人居りました。
うとうとして、ノオトに一頁ばかりブランクが出来た時分、ロオレンス先生が、何だか異様な声を出したので、眼がさめた。
偶然と云ふのは燈籠時分の或夜、玉屋の二階で、津藤が厠へ行つた帰りしなに何気なく廊下を通ると、欄干にもたれながら、月を見てゐる男があつた。
しかし汽車はその時分には、もう安々と隧道を辷りぬけて、枯草の山と山との間に挾まれた、或貧しい町はづれの踏切りに通りかかつてゐた。

「時分」のオンラインでの例文

弟のカセットを手に入れた私は、都から遠ざかる汽車に揺られながら、子供の時分の出来事をボンヤリ思い返していました。
 子どもの時分のぼくは、常に父と一緒にいた。
目線を少し上げると棚の上には、出処の分からぬ土産の木彫りが、仙人掌の植合わせが、私が保育園の時分に作ったどんぐりのリースが雑多に置かれている。
★株式会社BARIKI・山本健太との関わり山本とは私が広告会社に勤務している時分に取引先(放送局)として知り合いました。

「時分」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

季節潮時ときシーズン時機時期セゾン陽気潮どき時節

「時分」の関連語句

ピリオド時代年代会期スパン時期ピリオッド期間時間時点瞬間

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