有頂天 の例文

法悦・歓天喜地 等の意味を持つ「有頂天」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「有頂天」の書籍での例文

かういふ私の行動が温い心の表れであるといふのなら、そして多くの人々がこの卓説に賛意を表してくれるなら、私は早速有頂天に叫んでやらう。
われひと共に有頂天になり相な気がする。
せめて一度は、年よりらしい、有頂天の喜びを催さしてあげたいと思ふけれど、私に、其望みを繋けてゐてくれる学位論文なども、書く気にもなれない。
一時は猫も杓子も有頂天になって、場末のカフェでさえが蓄音機のフォックストロットで夏の夕べを踊り抜き、ダンスの心得のないものは文化人らしくなかった。
わかいと云ふものは好いもので、その頃は皆有頂天になり而もこの少し放逸な会合に、大に文化的意義などを附して得意がつたものである。
頼朝以来武家に奪われていた政権が、久し振りで自分達の掌中に転がり込んだのであるから、有頂天になるのは無理もないが、余りにも公卿第一の夢の実現に急であった。
——これが私の見てゐる前で、私の家の屋根瓦へすれすれについて、くにやりと曲がつた時には、私はその一端をしつかとつかまへて、有頂天になつた。
——良平は顔に吹きつける日の暮の風を感じながら殆ど有頂天になつてしまつた。
顔に当る薄暮の風、足の下に躍るトロッコの動揺、——良平は殆ど有頂天になった。

「有頂天」のオンラインでの例文

30歳のときに、初めて出たテレビ番組で爪痕を残した山下は、分かりやすく有頂天になっていた。
瞬時に個人的に一つの使命を言い渡されたかのように有頂天になったが、それは今後あの子の前には出るなと言うことだった。

「有頂天」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

狂喜エクスタシー欣快法悦忘我歓天喜地恍惚

「有頂天」の関連語句

幸いクラウド・ナイン

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