一生懸命にあやしても、兎もすると泣き出そうとする赤ン坊を抱えて居ては
気が
気じゃない。
つまり、精神病というものは、内臓疾患のような必然的な病
気じゃなくて、他とのマサツや、そこから脱しがたい関係があって、発してくるものだろうと思う。
——人々はもはや耳かきですくうほどの理性すら無くしてしまい、場内を黒く走る風にふと寒々と吹かれて右往左往する表情は、何か狂
気じみていた。
……年を取ってもこの元
気じゃもの壮年時代が思いやられる。
三十面をさげてはあのような美しい狂
気じみた恋は出来まいと思われるのである。
と云って風雅がって汽車の線路の傍をポクポク歩くなんぞという事は、ヒネクレ過ぎて狂
気じみて居ますから、とても出来る事では有りません。