何と云う
気高い、何と云う無邪気な……彼は持ち合して居る有り丈けの讃辞を投げ出そうと試みた位であった。
しかし叔父さんのさういふ時の顔は、丁度神様の不思議な秘密を見出して、それと面と向き合つたやうに、
気高い歓びに輝いて来るとみんなは云つてゐます。
背後に……たとへば白菊と称ふる御厨子の裡から、天女の抜出でたありさまなのは、貴に
気高い御簾中である。
少女はびっくりして、ふと自分に物をいいかけたものの方をふり向きますと、そこに目もくらむように美しい花に飾られた若い男神が、
気高い姿をして立っていました。
この活玉依姫の所へ、ふとしたことから、毎晩のように、大そう
気高いりっぱな若者が、いつどこから来るともなくたずねて来ました。
と、急に美しい
気高い声で軽く笑うような気勢がしたが、