その以来、わたくしどもは誓って墓荒しをしないことに
決めました。
口癖にこう言っていた父は、自分の生きているあいだに、形見分けの始末なども残らず
決めておいた。
トムさんは大変悲観して、それからはもうお嫁さんを貰ふまいと心で
決めました。
が、ようやく覚悟の臍を
決めたと見えて、その中の一人は恐る恐る、
大掃除などの無い時代であるから、歳の暮れの煤掃きは何処でも思い思いであったが、半七老人は極月十三日と
決めていると云った。
いくら其の時代だからといって、芝居や講釈でする大岡捌きのように、なんでも裁判官の手心ひとつで
決められてしまっちゃあ堪まりません。
したがって、前の説の方が勢力を占めて、これはきっと盗賊の仕業に相違ないということに
決められてしまった。
行くなら行く、よすならよすと、はきはき
決めたらいいじゃねえですかよ!」
葉子はあらかじめこの刹那に対する態度を
決めていたからあわても騒ぎもしなかった。